2011年04月17日

シミュレーションの役割

今回なかなか結果が公表されず、話題になっているSPEEDI。
文科省のページにはSPEEDIの2つの役割が示されています。

一つは

「原子力緊急時において、国や関係道府県が防護対策の検討を進める際に、放射性物質による環境への影響予測情報を提供」

これは今回、政府にはすぐに提供されたようですが、「使えない」と判断され、一般にはずいぶんと後になって公表されました。

もう一つは

「全国の原子力施設周辺の環境放射線監視と異常時の通報」

これも地震による停電や施設損傷により、充分に機能していないようです。

これだとやっぱり「このシステムは使えない」ということになりそうですが、私はそうは思っていません。
一般にシミュレーションというと「未来を予測する」という側面が強調されがちですが、実は研究者が主にシミュレーションを使うのは「想定実験」です。

つまり、いろいろな条件を設定して、振る舞いはどうなるだろうということを調べるのです。

今回の件で2回公表されているSPEEDIの結果(3/234/10)を見ると、分布についてはかなりの精度で実測値と一致しているように見えます。
(放出量を実測値から逆算しているので、その影響もあるかもしれませんが、、)
ということは、このシステムは今後他の原発を含めて起こる可能性がある事故に対してある程度精度をもった想定実験が可能だということです。

また、今回の結果を見ると地形も重要な要因になっているようなので、過去の気象データを用いた想定実験をすることで、単純な同心円では捉えられないリスクがある地域を特定できるかもしれません。
(もちろん気象条件は日々変化するので、いつ起こるかということで、結果は千差万別になるかもしれませんし、結果によっては日本のどこに住んでもだめということになるかもしれませんが、、)

すでにやっている方もいるかもしれませんが、この3つめの役割

「潜在的なリスクの事前評価」

が今後重要になるのではと思っています。
posted by あきゅら at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年04月15日

大槌2

避難所が必要なものを、支援したい人がamazonで買って送るという仕組みができています。
ふんばろう東日本支援プロジェクト
あっという間に本日必要な物品は購入されて送られたようです。
posted by あきゅら at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年04月14日

大槌

私も研究会で何度か訪れたことがある東大大気海洋研究所の国際沿岸海洋研究センター
そちらの佐藤克文准教授が現在の大槌の様子をHPで伝えています。
posted by あきゅら at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記